田野学長インタビュー ~新入生にむけて~

新入生へのメッセージ:勉強と新しいことへの挑戦との両立

 入学後の大学生活で意識してほしいことは、「勉強」と「挑戦」の両立です。
 まず、勉強についてですが、これはもう「ちゃんとやるしかない」のです。しょうがないけど(笑)。数学や物理といった学問は、いわば2000年前から考えられてきた「魔法」のようなものです。僕たちはハリー・ポッターのように「魔法」を学んでいるとも言えます。一人で考え始めたら2000年かかるような概念を、先人たちの知恵を借りることで短期間で理解できるのだから、しっかりと学ぶことが大切です。
 そしてもう一つ大事なのが、挑戦です。授業でやるから、という理由ではなく、自分が本当に面白いと思うことに取り組んでほしいと思います。電通大にはロボメカ工房や情報工学工房など、さまざまな「工房」があり、「こんなことをやってみたい」と思える環境がたくさん用意されています。何か面白いことをやろうとすると、当然専門知識が必要になってくるので、そのためにさらに勉強する。このように、勉強と挑戦を循環させていくことが重要です。ただ勉強するだけでは、単に「勉強ができるだけ」になってしまいます。
 さらに、今の電通大の学生には「社会を変えたい」という気持ちを養うことが大事だと考えています。電通大の卒業生は、多くの分野でキーパーソンとして活躍し、社会を支える存在になっています。しかし、現状では「使われている」人材になってしまっていることが多いのも事実です。そのため、「自分が一番になる」「社長になるぞ」というくらいの強い意志を持つことも重要であり、そうした人間が電通大からもっと輩出されることを期待しています。

最後に新入生に一言お願いします!!

 電通大を好きになってほしいです。今まで話したように良い大学だから、ちゃんと理解して頑張っていこうね、ということですね。
 あとは、いい大学だからこそ「いい奴」が来ているので、友達をたくさん作ってほしいです。大学に行く目的は授業を受けることももちろんありますが、友達を作ることもとても大事です。結局、大学時代の友達は一生ものだからね(笑)
 みんなは違うと思っているかもしれないし、僕も当時は「研究室の人とか先生とか、卒業したら関係なくなるだろう」と思っていました。でも、電通大の人はいろんなところで活躍しているから、結局どこかでまた出会うんです。だからこそ、友達や出会いは大事にしておかなければいけないよ、ということを伝えたいです。

田野学長への一問一答

調布でおすすめの飲食店はどこですか?

ダンダダンですね!いろんなところに行かせていただいたんですが、結局〆はダンダダンですね(笑)。

趣味はなんですか?

多趣味なので、いろいろなことに挑戦しています。最近は「Quest 3」にハマっています。あれは本当にすごい。装着した瞬間に異世界へ行ける感覚になります。
ぜひ、学生の皆さんにも使ってみてもらい、さまざまな技術に触れてほしいですね。